Friday 21 November 2008

Heading to Patagonia

来週の後半はThanksgivingで休みなので今晩からPatagoniaに行く。分かりやすく言うとペンギンと氷河(笑)。入り口のSantiago、出口のBuenos Airesにも立ち寄る。

以前に日本からの渡航を検討したものの断念した南米大陸の南西端。その時は、まさかマイアミから飛ぶとは思いもしなかった。

このブログは"どこかに行った"ポストが多い。趣味な上に、時間制限があるのだから仕方がない。お金の制限は一先ず深くは考えない・・・。

Thursday 20 November 2008

運動会

もう一つのバックデートは、マイアミ補習校の運動会。

徒競走に二人三脚、玉入れに借りもの競争、リレーにソーラン節、障害物競走に応援合戦・・・。まさに日本式の運動会!

競技に臨む子供たちを見ていると、緊張の面持ちや待ち切れない表情がよく分かる。かつてのKalaf自身や走るのが速かった弟を思い出す。

考えてみれば、運動会は何と過酷なことか。どんなに恥ずかしがり屋でも、どんなに走りたくなくても選択の余地はほぼない。自分の番になれば否応なしに出るしかない。アメリカには、この運動会はないようだ。あるのは例えばバスケットやソフトボールのような学校同士の対抗戦で、しかも出場は"選手"に限られる。これもお国柄。

それでも運動会は大切の場なのかもしれないと思った。どうしてかと言うと・・・。

いやはやKalafがマイアミで運動会に出るとは・・・!出場は「中学生 vs 卒業生 vs 保護者 vs 先生」の"選抜"対抗リレー!

走るのは速くないので当然緊張(笑)。運動会特有の緊張感が再現される。それはKalafにとって今でも心地良くなく、嬉しくない。少し大人になったと思えるのは、仕事や普段の生活の中ではなかなかないドキドキ感、と半ば強制的なポジティブ思考くらいか。

運動会、大切に違いない。毎年やってくるこの緊張感は、精神鍛錬そのものなのだから。ハチマキや紅白帽をかぶらなくなった今、ふと実感した。

最後に短距離を走ったのは思い出せないくらい前のことで、その翌日のピラミッド登山が厳しかったことと言ったら・・・。

Autumn in Shenandoah

10月末、Virginia州のShenandoah。素晴らしかった。










国立公園にも指定されているShenandoah、山の稜線をうねるように走る。両脇は、緑が残る木、色付いた木、葉の落ちた木のカーテン。もう今は褐色に変わってしまったに違いない。










もう一つ素敵だったのは、Gamalが手配してくれたホテル。ShenandoahのふもとのBed & Breakfast。見るからにかわいらしい部屋と、ワシントンDCの界隈(それでも車で2時間弱)で最もおいしいとも言われるフレンチ。










冷え込んだ夜には暖炉に薪をくべ、目が覚めればすがすがしい朝食。

NYに住む大学の先輩夫妻にも久しぶりにお会いし、静かに温かく過ごしたShenandoahの週末。きっとまた行くだろう。今度は新緑の時期にでも・・・。

Wednesday 19 November 2008

オペラと季節 in Miami

通常、オペラは冬に上演される。寒く暗いヨーロッパの冬を内側から少しでもかき立てようとこの季節が選ばれたのだろう。したがって、オペラは冬のないマイアミには不似合いなはずである。

ところが、マイアミにも毎年オペラのシーズンがやってくる。ここは"The Sunshine State"の、しかもその南端のマイアミであるにも関わらず。昨シーズンも、この冬のお遊びを、汗ばみながらもジャケットを着て観に行った。

(もう一つ)ところが、こう思っていたのだが、マイアミはマイアミなりに冬を迎えつつあるようだ。数日前から急に寒くなり始めたのだ。オフィスにはセーターやブーツも目立ち始めた。

涼しくはなっても寒くはならないと思っていたKalafにとって、これは予想外だ。驚いたことに、朝晩は10度程度まで下がる。今朝は窓が結露していた。これは常夏とは言えないので、マイアミは常夏だと思っている人は、その認識を改めることだろう。

そう、マイアミの季節も冬の半歩手前。今晩、そのオペラ・シーズンが始まる。シーズン・チケット(全5演目)を手にしたKalaf、"パトロン"だ。

Saturday 15 November 2008

Space Shuttle Endeavour

9年前に、"ドラゴンボールのようだ"と聞いた時には、まさか実際に見られるとは想像もしなかった。もちろんその噴射の光や大気の震動を感じてみたいとずっと思っていた。物理的な超未体験ゾーン。

マイアミから車で北に3時間ほど行くとNASAKenndy Space Centerがある。マイアミに着いた直後から定期的にスケジュールを確認しその機会を狙っていた。

そう、Space Shuttleの打ち上げ。昨日、その9年越しの思いが遂に叶った。Endeavour: Mission STS-126・・・!

(初めてYouTubeに画像をアップロード。首を左にかしげてご覧ください)。



人間の英知と勇気。純粋な興奮と感動。実に貴重な体験。Kalafは幸運だ。

ブログ更新

ブログを書こうとすると、それなりに書こうとしてしまう。結果、書きたいポストや書きかけのポストが溜まりがちになる。最近は特にそうだ。

これはジレンマなのだが、デジカメや携帯のカメラで撮る写真のように、思ったり感じたこと、訪れた先々のことをもっと気ままに書いても良いのかなと思い始めた。

海外にいると、もともとの旅人精神(クマはトンボと呼ぶ)がより一層活性化されるため、日本にいれば考えられないような頻度であちこちに行く。"初めて"の経験や印象も多い。これらを、薄れていく記憶の中だけに留めるのは何となくもったいないではないか。

Tuesday 4 November 2008

Catrina, Calaverita & Escamoles

昨日、取引先を訪れた帰りに、Mixico Cityに隣接する州(※)にある"Tepotzotlan"という街をメキシコの同僚が案内してくれた。ここで面白いものに遭遇。

メキシコでは、11/1と11/2は"Dia De Los Muertos"というお祝いの日だそうだ。これは直訳すると"死んだ人の日(Day of the Dead)"で、話を聞く限り日本のお盆に近いと思われる。11/1は子供の死者を、11/2は大人の死者を供養する(?)。

メキシコに到着してホテルでこれらの飾りを目にした時は、片付けられていないHalloweenの飾りだと思った。実際、一緒にパンプキンもあったので、メキシコではHalloweenにガイコツも用いるのだと勝手に理解したわけだ・・・。

この祝日が面白いのは直接的すぎるその名前と、そして"ガイコツ"を飾ることだ。名前とガイコツが見事にマッチしているところがさらに面白い!最初はどうしてガイコツなのか分からなかったのだが、名前の意味を知れば頷くばかり。

そして、Tepotzotlanにはものすごいガイコツがいた!

紙で作られたボディのあるガイコツは全国的に名前まで付けられており、"Catrina"と呼ばれるそうだ。

Catrina・・・。実にcuteでcharmingだ。

"Calaverita"というガイコツのお菓子まである・・・。

この日、もう一つ面白かった(というか運が良かった)のは、ランチの時に聞いた"Escamoles"が実際にKalafの目の前に現れたことだ。しかも、二回。

其の一: Escamolesというレストランに入った。

其の二: Escamolesを食べた。

さて、Escamolesとは・・・。

アリの卵だ!ゲテモノは好みではないが(まさにゲテモノ!)、この日はEscamolesに縁があったのだと言い聞かせて口に運ぶ。何せアリの卵だから、当然良い気分ではない。グロテスクだ(だから写真は小さくした!)。Kalafの顔は引きつっていたに違いない。(今朝は夢に出てこなかったことに安心したくらいだ。)

さて、おそらく高タンパク質のEscamolesの味だが、実はよく分からなかった。調味料やにんにくの味が強かったからだ。食感は小さい白子のようだった。(今日、調子の良くないお腹が、Escamolesだとは思わないが・・・。)

嗚呼、世界津々浦々を実感した一日・・・。

メキシコは31の州とMixico City(連邦特別区)から構成される。 正式名は、"Estados Unidos Mexicanos"、英語では"United Mexican States"だということも教えてもらった。同僚は"United States"はメキシコのことでもあると言っていた。面白い。

Monday 3 November 2008

Teotihuacan Pyramids

(道端のサボテン!)

理由のはっきりしない頭痛がメキシコ・シティの高度(2,000m超)によるものだと気が付くまでに時間がかかったのは、前回ここに来た時には何も感じなかったからだろう。サン・パウロから戻り一日置いた早朝のフライトと、メキシコ・シティに着いてからの移動でただでさえ疲労感を覚えていたKalafに、この気分の悪さが加わった。

気分の悪さが考える気力を、そして遮るもののない強烈な陽射しとひどく乾燥した空気が体力を奪う。

ここはTeotihuacan Pyramids(ティオティワカン)。紀元前2世紀頃の遺跡群。

射すような炎天下の中、南北に約2km流れる砂利道を歩き、

垂直には65mあるピラミッドの急な階段を登る足取りは穏やかでない高山病により一層重くなる。

そして下りは膝が笑う。

それにしてもどうしてそこまで歩きそこまで登るのかと自問しながら、新しい土地に着いた時にいつもそうするように、今日もKalafはひたすら歩いた。

随分と遠くまで来たな、と呟きながら。

Saturday 1 November 2008

夏時間 -> 冬時間

今日(11/1)で夏時間が終わり、明日の深夜から冬時間(標準時間)に変わる。1時間後ろにずれる。

日本での導入が躊躇われる理由は幾つもあるのだろうが、慣れてしまえば、「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」程度の問題だと感じる。活動時間を太陽にあわせるこの制度は合理的で、これからは朝起きて暗いより明るい方がはるかに良い。

明日は朝の便でメキシコ・シティに飛ぶので、間違えないようにすること(間違えても空港に1時間早く着くだけだが)。メキシコ・シティの時差はマイアミ(米国東部)より1時間遅れなので、Kalafが冬時間に入るのはもうすこし先だ。