Malcolm X, 1992
マルコムX
①Afro-American(アフリカ系アメリカ人)が公然と虐げられてきた歴史。
②人種差別と戦ったMalcolm Xの活動。
③Malcolm Xの戦った相手が今日も残っている事実。
④同胞(と思われる)による暗殺。
⑤Malcolm Xに重なる今日のObama(※1)。
⑥Denzel Washingtonの演技(※2)。
◇Film's Message through Kalaf
- By any means necessary. (Malcom Xは、Afro-Americanが自分たちの身を守るために、また自由、正義、平等を勝ち得るために、暴力を含む"必要ないかなる手段"を唱えた。)
そこまで表立っては報道されないが、この根深い歴史的な問題が今回の大統領選挙を最終的に左右し得ることを誰もが知っている。この意味でもObamaをサポートする理由をKalafは認める。お薦め度は4/5。
※1)Malcolm Xはイスラム教の指導者でもあった。
※2)同年(1992年)のアカデミー賞は"Unforgiven"(作品、主演、監督)、いわゆる西部劇かつ英雄伝。このままだと穿ったままなので、これも観てみよう。
Sunday, 28 September 2008
Dear Frankie
Dear Frankie, 2004
Dear フランキー
子供が中心の映画が好きだ。健気さと純真さに涙した。
耳の聞こえないFrankieは船乗りだと信じる父へ手紙を書き続け、その父からの手紙に夢を馳せる。Frankieの母の抱える秘密が行き詰まりかけた時、家族に温かいストーリーが生まれる。展開にも人物の表情にも、最後まで静かにドキドキする映画。結末も静かにドラマティック。
Scotlandの物悲しい景色と街並みはどの映画にも共通している。Scotlandの舞台も好きだ。お薦め度は4/5。
Dear フランキー
子供が中心の映画が好きだ。健気さと純真さに涙した。
耳の聞こえないFrankieは船乗りだと信じる父へ手紙を書き続け、その父からの手紙に夢を馳せる。Frankieの母の抱える秘密が行き詰まりかけた時、家族に温かいストーリーが生まれる。展開にも人物の表情にも、最後まで静かにドキドキする映画。結末も静かにドラマティック。
Scotlandの物悲しい景色と街並みはどの映画にも共通している。Scotlandの舞台も好きだ。お薦め度は4/5。
Friday, 26 September 2008
NFL & Air and Space Museum in Washington DC
"They are great, and they like anything great."とでも表せようか。もちろん"They"はアメリカ(人)である。
先週末、ワシントンDCに弟夫妻が遊びに来た際に行ったアメリカン・フットボール(NFL)と国立航空宇宙博物館(National Air and Space Museum)でこう思った。素直な羨望と、どうにも入り込めない躊躇いが入り混じる"great"・・・。
まずは国立航空宇宙博物館。ワシントンDC市街に本館があり、市街から一時間程離れたダレス国際空港近くに別館(Steven F. Udvar-Hazy Center)があるのだが、今回はこの別館だ。本館よりよっぽどすごい。
このフロア図、本当に所狭しと機体が並び、また浮いている。数々の小型機や戦闘機、爆撃機、ボーイング社初めての商用機、コンコルド、ロケット、ミサイル、人口衛星、スペース・シャトル、そしてエノラ・ゲイ・・・。ミニチュアでもプラモデルでもなく全て本物である。
Enola Gay & Concorde
Space Shuttle -Enterprise-
Enola Gay
まさにブランディング、国力の誇示に如何に役立つことか!(そして館内にはマクドナルドもある!)
弟は大学でアメリカン・フットボールの選手だった。そのため、ある程度のイメージは持っていたのだが・・・、とんでもない、プレーも観客も"crazy"過ぎる。桁外れだ。
力士のようなあれだけの巨漢が走る、投げる、ぶつかり合う。"PLAYBOY"に出てくるかのようなチア・リーダーが動き続ける。そして観客の歓声と野次はまるで狂気の沙汰だ。スタジアムの雰囲気もスポーツそのものとしても、もう"とり付かれる"。

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初めて大リーグを観た時にも感じたが、やはりアメリカ人は一つのことに熱狂しやすく、その対象にあるがままの感情をぶつける性質なのだと思う。対象は宗教だが、先日観た"Jesus Camp"にも同じ傾向を見てとれる。また、大統領選挙への反応は典型的にそうだろう。愛憎や喜怒哀楽が表出するまでが短くて太い。
肌身を持って日本との違いを認識する。アメリカを満喫している。
先週末、ワシントンDCに弟夫妻が遊びに来た際に行ったアメリカン・フットボール(NFL)と国立航空宇宙博物館(National Air and Space Museum)でこう思った。素直な羨望と、どうにも入り込めない躊躇いが入り混じる"great"・・・。
まずは国立航空宇宙博物館。ワシントンDC市街に本館があり、市街から一時間程離れたダレス国際空港近くに別館(Steven F. Udvar-Hazy Center)があるのだが、今回はこの別館だ。本館よりよっぽどすごい。
このフロア図、本当に所狭しと機体が並び、また浮いている。数々の小型機や戦闘機、爆撃機、ボーイング社初めての商用機、コンコルド、ロケット、ミサイル、人口衛星、スペース・シャトル、そしてエノラ・ゲイ・・・。ミニチュアでもプラモデルでもなく全て本物である。
まさにブランディング、国力の誇示に如何に役立つことか!(そして館内にはマクドナルドもある!)
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翌日はNFL。弟は大学でアメリカン・フットボールの選手だった。そのため、ある程度のイメージは持っていたのだが・・・、とんでもない、プレーも観客も"crazy"過ぎる。桁外れだ。
力士のようなあれだけの巨漢が走る、投げる、ぶつかり合う。"PLAYBOY"に出てくるかのようなチア・リーダーが動き続ける。そして観客の歓声と野次はまるで狂気の沙汰だ。スタジアムの雰囲気もスポーツそのものとしても、もう"とり付かれる"。
初めて大リーグを観た時にも感じたが、やはりアメリカ人は一つのことに熱狂しやすく、その対象にあるがままの感情をぶつける性質なのだと思う。対象は宗教だが、先日観た"Jesus Camp"にも同じ傾向を見てとれる。また、大統領選挙への反応は典型的にそうだろう。愛憎や喜怒哀楽が表出するまでが短くて太い。
肌身を持って日本との違いを認識する。アメリカを満喫している。
Wednesday, 24 September 2008
Jesus Camp
Jesus Camp, 2006
Jesus Camp
このドキュメンタリーは、今日アメリカで人口の1/4とも言われるエバンジェリカル(※福音派)の活動のうち、特に"Christian soldiers in God's army"のために子供を"伝道"するキャンプを追いかけたもの。子供が見事に"born-again"する姿が映し出される。正直、言葉を失う。
率直に言えば、何かを書くことを躊躇する。また有り体には、概ね、生活する上で宗教が争点にならない社会に生まれて良かったと思う。
Kalafの感覚的には、それは遠からず一般的な日本人の感覚であると思うが、"洗脳"に近い。例えば、キャンプでは、伝道者の説教に子供が呼応し涙を流す。おそらく連鎖反応として次々に泣き出す効果なのであろう。また、目を閉じ、手のひらを上にし胸の高さまで上げ、伝道者の言葉をひたすら繰り返す。最もぞくっとしたのは、コップを"悪(evils)"に見立て、子供が金づちで叩き割るシーンだ。これは言うまでもなく、ブッシュ大統領のイラク戦争会戦時を思い起こさせる。
ドキュメンタリーによると、エバンジェリカルの43%が13歳までに"born-again"、つまり帰依を経験するらしい。ネガティブに言えば洗脳される。エバンジェリカルが政治的に無視できないどころか、大統領選挙に見られるように大きな影響を及ぼす事実を考えると、キャンプの映像を見ながら、伝道者の真の目的は何なのだろうかとさえ思う。
例えば、価値観の多様化、個人主義崇拝、拠りどころの喪失、社会の閉鎖化、コミュニティの崩壊、子供の自尊心等、社会学的あるいは心理学的にエバンジェリカルの伸張は説明が可能なのだと思う。誤解を恐れずに言えば、今日における宗教が人間の連帯への渇望を潤す働きを少なからず持つことは否定できないからだ。歴史や文化、伝統といったルーツが相対的に乏しいアメリカでは、なお更その一体感が国旗や大統領(候補)さらにはスポーツ等、"共感"が得られやすい対象に向けて投影される。だからこそ、宗教が大きな運動や潮流になり得る。
とにかく(Anyway)、アメリカ社会の背景を知り得るドキュメンタリーとして、お薦め度は4/5。今年の大統領選挙をこういう視点で眺めてみよう、そう感じさせる1本。なお、ドキュメンタリー自体は、必ずしもエバンジェリカル派の視点で作られたものではないと思われる。
ところで、日本は、良し悪しは別として、これまで大きな拠りどころであった"ムラ"というルーツが衰退する過程にある。ムラ、この連帯に代わる価値観が十分に醸成されていないところに、日本社会が抱える様々な事象の背景があると考えられる。
※)エバンジェリカル(福音派):
- ドキュメンタリーは、"エバンジェリカルは、(罪や罰からの)救済を得るためには、キリストを救世主として受け入れることにより生まれ変わらなければならないと信じる"と始まる。
- Wikipedia等によると、聖書を忠実に解釈することを規範とし(この意味でダーウィンの進化論を否定する)、キリストの死と復活を重んじる。また、キリストの伝道者として"永遠の救済"を訴え改宗を説く活動を精力的に行う。
Jesus Camp
このドキュメンタリーは、今日アメリカで人口の1/4とも言われるエバンジェリカル(※福音派)の活動のうち、特に"Christian soldiers in God's army"のために子供を"伝道"するキャンプを追いかけたもの。子供が見事に"born-again"する姿が映し出される。正直、言葉を失う。
率直に言えば、何かを書くことを躊躇する。また有り体には、概ね、生活する上で宗教が争点にならない社会に生まれて良かったと思う。
Kalafの感覚的には、それは遠からず一般的な日本人の感覚であると思うが、"洗脳"に近い。例えば、キャンプでは、伝道者の説教に子供が呼応し涙を流す。おそらく連鎖反応として次々に泣き出す効果なのであろう。また、目を閉じ、手のひらを上にし胸の高さまで上げ、伝道者の言葉をひたすら繰り返す。最もぞくっとしたのは、コップを"悪(evils)"に見立て、子供が金づちで叩き割るシーンだ。これは言うまでもなく、ブッシュ大統領のイラク戦争会戦時を思い起こさせる。
ドキュメンタリーによると、エバンジェリカルの43%が13歳までに"born-again"、つまり帰依を経験するらしい。ネガティブに言えば洗脳される。エバンジェリカルが政治的に無視できないどころか、大統領選挙に見られるように大きな影響を及ぼす事実を考えると、キャンプの映像を見ながら、伝道者の真の目的は何なのだろうかとさえ思う。
例えば、価値観の多様化、個人主義崇拝、拠りどころの喪失、社会の閉鎖化、コミュニティの崩壊、子供の自尊心等、社会学的あるいは心理学的にエバンジェリカルの伸張は説明が可能なのだと思う。誤解を恐れずに言えば、今日における宗教が人間の連帯への渇望を潤す働きを少なからず持つことは否定できないからだ。歴史や文化、伝統といったルーツが相対的に乏しいアメリカでは、なお更その一体感が国旗や大統領(候補)さらにはスポーツ等、"共感"が得られやすい対象に向けて投影される。だからこそ、宗教が大きな運動や潮流になり得る。
とにかく(Anyway)、アメリカ社会の背景を知り得るドキュメンタリーとして、お薦め度は4/5。今年の大統領選挙をこういう視点で眺めてみよう、そう感じさせる1本。なお、ドキュメンタリー自体は、必ずしもエバンジェリカル派の視点で作られたものではないと思われる。
ところで、日本は、良し悪しは別として、これまで大きな拠りどころであった"ムラ"というルーツが衰退する過程にある。ムラ、この連帯に代わる価値観が十分に醸成されていないところに、日本社会が抱える様々な事象の背景があると考えられる。
※)エバンジェリカル(福音派):
- ドキュメンタリーは、"エバンジェリカルは、(罪や罰からの)救済を得るためには、キリストを救世主として受け入れることにより生まれ変わらなければならないと信じる"と始まる。
- Wikipedia等によると、聖書を忠実に解釈することを規範とし(この意味でダーウィンの進化論を否定する)、キリストの死と復活を重んじる。また、キリストの伝道者として"永遠の救済"を訴え改宗を説く活動を精力的に行う。
Tuesday, 23 September 2008
Profile Faces
これまでKalaf Ahora?!に登場したProfile Faces。ひらめきのお土産。
Sunglasses on Cafe, Mexico City, 080426
Glasses on Matisse, Washington DC, 080527
Shell Eyes on Laptop, Anguilla, 080901
Tomato Face, Washington DC, 080923
The Namesake
The Namesake, 2003
その名にちなんで
インドのカルカッタからアメリカに移り住んだ若い夫婦と、やがてアメリカで生まれたその子供。1世の両親(特に母親)はインドへの郷愁とアメリカへの順応の間で、子供はアメリカ人としての自覚とインド人の家族との間で、それぞれに葛藤を覚え、そして進んでいく。映画のテーマは"home"と"free"。
◇Film's Message through Kalaf
- Pack a pillow and blanket. Go. See the world. You will never regret it.
インドの映像が嬉しい。Kalafがあそこにいたのは2005年。またいつか行こう。お薦め度は3/5。
その名にちなんで
インドのカルカッタからアメリカに移り住んだ若い夫婦と、やがてアメリカで生まれたその子供。1世の両親(特に母親)はインドへの郷愁とアメリカへの順応の間で、子供はアメリカ人としての自覚とインド人の家族との間で、それぞれに葛藤を覚え、そして進んでいく。映画のテーマは"home"と"free"。
◇Film's Message through Kalaf
- Pack a pillow and blanket. Go. See the world. You will never regret it.
インドの映像が嬉しい。Kalafがあそこにいたのは2005年。またいつか行こう。お薦め度は3/5。
Monday, 22 September 2008
Notting Hill
Notting Hill, 1999
ノッティングヒルの恋人
この映画を観たのは3度目だ。同じ映画を2度観ることすらほとんどなく、3度は記憶にない。そしてAnna Scott(Julia Roberts)にまた恋をした。鮮明にsweet & prettyなAnna。大好きな映画。
"I'm also just a girl, standing in front of a boy, asking him to love her."
この台詞の時のAnnaの表情!イギリス英語とロンドンの風景も懐かしい。お薦め度は、4.5/5。
ノッティングヒルの恋人
この映画を観たのは3度目だ。同じ映画を2度観ることすらほとんどなく、3度は記憶にない。そしてAnna Scott(Julia Roberts)にまた恋をした。鮮明にsweet & prettyなAnna。大好きな映画。
"I'm also just a girl, standing in front of a boy, asking him to love her."
この台詞の時のAnnaの表情!イギリス英語とロンドンの風景も懐かしい。お薦め度は、4.5/5。
Friday, 19 September 2008
Not "Autumn" but "Hotter Summer", or even "Spring"?
もう吹く風は熱を帯びていない。陽射しは穏やかになり、朝夕は幾ばくか涼しくもある。"夏が終わり、もうそろそろ秋だな"がKalafの感覚。
ところが、どうもそうではないらしい。
曰く、マイアミは"Hot Summer, Hotter Summer and Hottest Summer"しかないとのこと。今は"Hotter Summer"だそうだ。うまいことを言う。
過ごしやすくなってはいるものの、いまいち"秋の気配"に欠ける。秋の"味覚"に乏しいことがそう思わせる要素として大きいのだと思う。
春に近づいているのかな、とさえ感じる。日が短くなっていることを除いては。
ところが、どうもそうではないらしい。
曰く、マイアミは"Hot Summer, Hotter Summer and Hottest Summer"しかないとのこと。今は"Hotter Summer"だそうだ。うまいことを言う。
過ごしやすくなってはいるものの、いまいち"秋の気配"に欠ける。秋の"味覚"に乏しいことがそう思わせる要素として大きいのだと思う。
春に近づいているのかな、とさえ感じる。日が短くなっていることを除いては。
Tuesday, 16 September 2008
友への書簡
京都に住む友へ書簡([淡水録] vol.11 日本の純度)を送った。彼が関わっている"hanare"というプロジェクトのサイトに載せるために頼まれたものだ。
友は元同期で、彼自身のある目的のために生まれ育った京都に戻った。この話を聞いた時の、そして実行した時の彼を今でもよく覚えている。真摯だ、と強く感じた。
この書簡は、渡米以前から漠然と感じていたところをまとめたものである。Kalaf自身は日本が"ブラック・ホール・ニッポン"に吸い込まれないでほしいと願っている。
ところで、"ドラマティック"だなんて、こっちが照れてしまう。
友は元同期で、彼自身のある目的のために生まれ育った京都に戻った。この話を聞いた時の、そして実行した時の彼を今でもよく覚えている。真摯だ、と強く感じた。
この書簡は、渡米以前から漠然と感じていたところをまとめたものである。Kalaf自身は日本が"ブラック・ホール・ニッポン"に吸い込まれないでほしいと願っている。
ところで、"ドラマティック"だなんて、こっちが照れてしまう。
Monday, 15 September 2008
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