Thursday 29 May 2008

Longer Weekend in NY & DC

月曜日のMemorial DayにあわせNew YorkとWashington D.C.を訪れた。夏本番一歩手前のマイアミからの避暑旅行。

一つ目のNY。Yankee Stadium。松井のYankeesとイチローのMariners。

地下鉄に乗り最寄り駅で降りると、半数以上のファンが何かしら身に着けている。球場に入ると、フェンスがない。フィールドが近く感じる。試合が始まると、日本のような応援が一切ない一方で歓声やブーイングがゲームを盛り上げる。プレーはもちろん、ファール・ボールの行方にも歓声や拍手が沸く。

地下鉄から歓声まで、観客一人ひとりの"自然"な反応がよく分かる。球場全体の一体感、この一体感に真っ青の芝生と空が彩を加え、最後までKalafを包んだ。

・・・「味方と敵」二元論、熱狂しやすい国民性、分かりやすい(ストレートな)性格・・・、表現(力あるいは方法)。"ball park"はアメリカを身近に感じる空間。

肝心の松井とイチローだが、Kalafが同郷の活躍を誇らしく応援する一方で、当人達の淡々と"仕事"をする姿が静かに響いた。これをプロフェッショナルと言うのか。

二つ目のNY。カレーと中華。

大都市にしては珍しくマイアミには中華街がない。インド料理も少ない。ともにKalafの好物だ。数ヶ月ぶりに食べるカレーと中華。食べ慣れているにも関わらず、懐かしさを感じながら、大きな感謝を抱きながら食べる。またしばらく食べられないことを思うと、思い出さないほうが良い。書くのを止めよう。

三つ目のNY。友人。

先日マイアミに遊びに来た友人宅に泊まった。心の栄養、尽きない話がNYで再現される。

もう一人、かつての同期と再会を果たす。彼はNYで新しい、面白そうな活動を始めた。人それぞれに"あう"と"あわない"があるとすれば、今回の彼は"あう"だろう。疑いなくそう思う。

ともに、自分で考え自分で決めた方向に進んでいるように感じられる。Kalafへ大きな問いを、無言でくれる友人。これは大事な友人の証拠だ。

さて、Washington D.C.。

実はKalafはNYよりもDCが好きだ。アメリカの力(の誇示)を街全体で感じる特別な空気が気に入っている。NYの雰囲気と機能はTokyoやLondonといったいわゆる商業大都市で多少は感じられるようにも思うのだが、DCのこの空気を他に感じたとすれば、それは北京、それも天安門広場付近の政治中枢エリアだけかもしれない。やはりKalafは上海よりも北京を好む。モスクワも同じ空気を想像するが、行ったことがない。超大国に見られる共通点なのであろうか。

今回は8年ぶりのアメリカ合衆国首都訪問、DCの整然とした街並みと初夏の晴天の中、Memororial Dayにちなんだ催しものを横目に、美術館と博物館巡りを楽しんだ。太陽と海のマイアミではなかなか得られない文化と芸術のinspiration(ただし、マイアミでも現代アートは少なくない)。

DCにはまた来る理由がある。

マイアミも未だに非日常のようだが、それ以上の非日常を浴びた週末。外に出ることは、いつでもどこでも面白い。

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