Saturday, 1 November 2008

夏時間 -> 冬時間

今日(11/1)で夏時間が終わり、明日の深夜から冬時間(標準時間)に変わる。1時間後ろにずれる。

日本での導入が躊躇われる理由は幾つもあるのだろうが、慣れてしまえば、「喉もと過ぎれば熱さ忘れる」程度の問題だと感じる。活動時間を太陽にあわせるこの制度は合理的で、これからは朝起きて暗いより明るい方がはるかに良い。

明日は朝の便でメキシコ・シティに飛ぶので、間違えないようにすること(間違えても空港に1時間早く着くだけだが)。メキシコ・シティの時差はマイアミ(米国東部)より1時間遅れなので、Kalafが冬時間に入るのはもうすこし先だ。

Friday, 31 October 2008

指紋採取

久しぶりにアメリカを離れてマイアミに戻ってきたら、これまでは親指だけであった指紋採取が10本全ての指になっていた。抵抗感が格段に増した。アメリカの"Homeland Security"意識は、強迫観念に近い。

そう言えば、先日ワシントンで再会した先輩が、アメリカ入国時の指紋採取で"wanted"のものと一致(あるいは近似)したらしく別室で聴取を受けたと言っていた。おそらく、その時は親指だけだったに違いない・・・。

Thursday, 30 October 2008

Thumbs up!

ところで、今、出張でSao Pauloに来ている。ブラジルは今回で三度目だが、確信したことがある。

ブラジル人はよく親指を立てる(もちろん上に向けて)。

オフィス、レストラン、タクシー、ホテル、通関・・・、幾度となく。最初はどことなく気恥ずかしく感じたものだが、今は爽快な気分になる。試しにやってみよう。これには不思議な力がある。間違いなく微笑む自分に気が付くから。

Newspaper Endorsements

打ち上げ花火は来週の火曜日(11/4)、大統領選挙もいよいよ大詰め。各紙が支持する(endorse)候補者を明確にし始めた。その支持をまとめたサイトがここ

The Washington PostThe New York Times英The Financial Timesも含め、日本でもよく聞かれる新聞はObama支持が多い。英The EconomistもObama支持、次号(11/1号)で"It's time"と特集を組む。

"言論の自由"。その自由の度合いと質に驚きさえする。日本は"言論の自由"に気が付かない自由がある。

Friday, 24 October 2008

10月24日

今日は、両親にありったけの感謝をする日。

"お父さん、ありがとう。お母さん、ありがとう。Kalafは元気です。"

"希望"を持ち続け、新しい10年を歩もうと思います。

Monday, 20 October 2008

Miami Dolphins with Friend

「友達」にまで実る出会いはなかなか難しい。たまたまデスクが近所で、ランチをほぼ毎日一緒に食べ、週二回バスケットをし、仕事のみならず政治や経済、時には恋やgirlsの話をし、映画に行き、深夜のdanceに付き合い・・・。

そんな「友達」である同僚とDolphinsを観に行った。マイアミにあるアメリカン・フットボールのチームだ。先日のワシントンでの歓喜を彼に話したら、今度は「地元」を応援しに行こうと誘われた。

不思議なものだ。二人で淡々とゲームを観る。他の大勢の観客と一緒に立ったり、手を叩いたり、声を上げたりする以外は、お互い特に多くは喋らない。ゲームが終わればそのまま帰る。

結局、友達という関係は、何となく気が合って、そして何かを継続的に共有する積み重ねそのもので、それだけのことなのかもしれない。シンプルは美しく、同時に難しい。

Saturday, 18 October 2008

W.

W., 2008

軽い伝記というか軽いパロディというか、とにかくBush現大統領が主人公の映画が公開された。同僚と初日に観に行った。

基本的には皮肉に満ちているのだが、愛情が感じられるとも言える。CNNに出演したOliver Stone監督によると、"great fantasy"だそうだ。

共和党陣営にとっては決して好意的ではない映画の、大統領選挙(11/4)まで三週間を切ったこの時点での公開。選挙権を持つ同僚は、その自由を"American beauty"だと言った。そうなのだと思う。自由への敬意も込め、お薦め度は3.5/5。

※本映画のオフィシャル・サイトはこちら

In America

In America, 2002
イン・アメリカ/三つの小さな願いごと

アイルランドからNew Yorkに渡ってきた家族の苦労を楽観的に、そして二人の子供が振りまく日々の幸せを柔らかく描く。子供の愛くるしさとスクリーンのきれいな色合いがファンタジーのように感じられる映画。そもそも子供は誰もがファンタジーなのかもしれない。

ストーリーはいささか突飛感がある。お薦め度は3/5。

Born Into Brothels

Born Into Brothels, 2004
Born Into Brothels

カルカッタの赤線街(娼婦街)の子供達に写真を教えながら、彼らが教育を受けられるように奔走する女性とその子供達のドキュメンタリー。

親と社会の退廃に子供は無力だ、無力過ぎる。その中にあって、彼らの眼差しがどれだけ素敵なことか。そして"There is nothing called "hope" in my future."と言った子供にどれだけの可能性が宿っていることか。

貧困、退廃、停滞、混沌・・・、そして子供の可能性。世界に広く存在する。お薦め度は3.5/5。

The Magdalene Sisters

The Magdalene Sisters, 2002
マグダレンの祈り

カトリックの教義のもと、(性)倫理的な"罪"を犯した女性が収容される"修道院(Magdalene Asylums)"。中世のような話が実際に数十年前までアイルランドに存在した。驚くことに最後に閉鎖されたのは1996年という。

北アイルランドの独立運動があそこまで過激化した背景の一つも宗教。また、イスラム国家で女性の自由が(西側諸国から見て)束縛されている社会とも原理構造は近い。Magdaleneの出来事を知らなかったことも含め、お薦め度は3/5。