Wednesday 11 June 2008

先進国の定義と洗濯機

以前にどこかを旅行していた際、"先進国の定義"について考えたことがあった。そして、政治体制や経済力と言った難しい話ではなく、身近に感じ取れる定義として"(日本での)当たり前が当たり前でない度合い"という一つの答えに至った。

最も卑近な例としてトイレ。(文化的な要因もあるが)紙がない。水洗でない。仕切りがない。扉がない。あるいは、公共の交通機関。時間に遅れる。乗り降りに順番がない。車内や駅を平気で汚す。水道の水、ホテルの安全、レストランの衛生、お店のサービス、路上での物売り、幾らでも挙げられる。

基準の身勝手さは否めないものの、Kalafがこれまで訪れた途上国や中進国の途上地域で遭遇したこれらの逃げ場のない"当たり前でない度合い"と、諸々の指標上区分される発展度合い(例えばUNDP)には相関があるように感じる。(ただし宗教や慣習、自然条件そのものが感覚的な度合いにも指標上の度合いにも多分に影響していることを考慮する必要がある。)

さて、突然どうしてこの話になったか。Kalafの部屋の洗濯機が動かない。"当たり前でない度合い"はミディアムに高い。

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