大体いつも、Kalafは新しい街に着くと、その土地勘や雰囲気を得ようと"歩破"をする。枯葉舞うブエノス・アイレス、今回も、Kalafはその街に"南米のパリ"を見出そうと歩き続けた。季節は秋から冬に変わろうとしていた。
きっと、人は、このような街角の一こまにヨーロッパを感じ取るのであろう。均一に高さがそろえられた石造りの建物と等間隔に並ぶ街路樹は生活感がやや希薄で硬質な雰囲気を与える。ところどころにある公園は噴水を中心に生垣や芝生が整備され、鳩が忙しく何かをついばんでいる。単調に区画された建物をぬって走る交通量の割に排気ガスや騒音が気にならないのも、車が大きくなく、またそこまで古い型ではないからと思われる。
今回、ブエノス・アイレスへ期待したもの、それはヨーロッパ風の週末。初日の午前中を歩き続け、この期待が大きく外れないであろうことを実感する。
ブランチには、おいしいと評判のlovelyなレストラン。テリーヌにパテ、バゲットやチーズからは、マイアミではまだ見つけたことがないフレンチを確かに感じる。
午後、何をしたというわけでもなく、半分だけ地図を見ながらひたすら歩く。目に入るスペイン語を口に出しながら、ただただ歩く。かつても旅先での初日はこうして歩いた過ごした。Kalafの旅は、大体いつも、こうだ。
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