パイネ国立公園の翌日、更に北に進む。バスで国境を越えアルゼンチンに入る。El Calafate。ここには氷河のための国立公園がある。
ここが、氷河の町だ。
El Calafateに着いた翌日、まずはGlaciar Upsalaに向かう。フェリーはほぼ満席。スペインやフランスからのやや年配の観光客が多い。修学旅行らしいアメリカ人高校生もいる。ペンギン村で一緒だった日本人の二人組みにも再会。
如何せん"氷河"が目的の乗客、船内でじっとしているのも落ち着かないらしく、デッキで船の針路に視線を向ける。寒い、当然寒い。おそらく零度以下の外気は船が進む風で一層冷たく感じられる。終いには冷た過ぎて頭がキンキンしてくる。かき氷を一気に食べた時の、あの感覚だ。
一時間は経っただろう。すると突如人の群れが動き始める。デッキに人が溢れる。ところどころに氷河が見え始めたのだ。
更に冷たくなる空気に耐える。船が進む先は行き止まり・・・!親氷河だ!
ただただ見惚れる。大きくて、不思議で・・・。
信じられない青さと透明・・・。
どの位の時を経てきたのだろうと思う。一つの結晶が大きな氷河になり、その床から離れ、そして融ける。世間では地球温暖化だとヒトは騒ぎ立てるけれども、そんなことは一向にお構いなしに、彼らはあるがままの姿でそこにいる。不思議だ、サイエンスに感情的な不思議はないのだけれども。
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