Thursday 4 December 2008

Patagonia 2 - Puerto Natales, Chile

Punta Arenasからバスで3時間ほど北に行く。Puerto Natales

ここは気に入った。山好きの父が建てた八ヶ岳のふもとの山荘が思い出されたからだ。澄んだ空気と草木の匂い、静けさ、そして遠くに見える山。山の空気が好きだ。それは包まれたいシャワーのよう。

街の外れの丘にはタンポポ、彼方にはパイネ国立公園の稜線。

アサドと言われる子羊の丸焼き。柔らかくうまい。ほぼ毎日食べた。ただ、街を出ると一帯に羊が放されており、親に寄り添う子羊を見ると、やや心が痛んだのも事実。

着いた翌日にいよいよパイネ国立公園に向かう。Puerto Natalesの市街からバスで数時間。

途中、ラクダと鹿を足したような動物に何度も遭遇。名前は覚えていない。














表しようのない景色。

白い綿毛に、白い山頂。

驚くのは、これがただの川ではなく、融けた雪と融けた氷河からなること。

流れ落ちる水の先には、親から離れた子供の氷河。息を飲む青さ。

「なぜ?」と聞かれて「そこに山があるから」と答えた登山家の話、きっとこういう感覚なんだろうかと吸い込まれそうに山を見ながら思った。地球の反対側で、ただ山に登った父を想った。日本でどこに行きたいかと聞かれれば、「八ヶ岳」と答えるだろう。

4 comments:

Anonymous said...

嗚呼、おーさむだね~~!羨ましい。寒そうだけど(・・)

Kalaf said...

実は、ここはまだそこまで寒くはなかった。寒かったのは、アルゼンチン側の氷河クルーズ。後日アップします。

Anonymous said...

確かに。
俺も今までの海外旅行で記憶に残ってるのは、グランドキャニオンやモニュメントバレーなどなど。
こっちの山も先月登ったし、屋久島も最高。
プラドで八ヶ岳行くのが俺の夢じゃ。
自然が好きなことは遺伝だろう。

Kalaf said...

幼い頃からの原体験だね。両親に感謝!