Sunday 13 July 2008

Costa Rica -1: San Jose ~ Savegre

中南米に強い格安エアラインSpirit Airlinesがコスタ・リカの首都San Jose(サン・ホセ)に到着したのは深夜零時過ぎ。今回の旅のアレンジをお願いした開発コスタリカのお宅に向かう。深夜にも関わらず温かいおもてなし。旅の概要説明後、数時間の仮眠を取り、4時半にSavegreに向けて出発。Savegreの目玉は手塚治の"火の鳥"のモデルと言われるQuetzalだ。

Savegreは標高2,200mの高地に位置する。その2時間超の道のりの後半は、舗装の完全ではない山道をうねるようにひたすら進む。深い緑にコスタ・リカの自然を感じる。

7時前、Savegre Mountain Hotelに着く頃には心配した雨も上がり、早速Quetzal探しに出かける。澄んだ空気の中、深い森の中を歩く。"So fresh!"としか言いようのない気持ち良さ。

・・・もちろん嬉しかったのだが、"いきなりメイン?"と拍子抜けするほど意外と簡単にQuetzalに遭遇・・・!

赤、緑、青・・・。確かにきれいだ。暫し見とれる。そして真ん丸の目がかわいらしい。思わず笑みがこぼれる。長い尾っぽを除くと、大きさはふっくらしていない鳩程度。

"火の鳥"を見たのはQuetzalが飛び立った瞬間だ。はっと息を呑み鳥肌が立つ。色のついた羽が深緑の中に広がり、そして長い尾っぽが波を打つようにゆらめく。木にとまっている時は気が付かなかった大きなQuetzal。空中に舞うQuetzalを説明する言葉を探そうとしても言葉にはなり切らず、"美"、"雅"、"華"、"麗"、"飾"とそのイメージが浮かぶ。かつて読んだ、あの"火の鳥"と重なる。

数羽のQuetzalにお目にかかりホテルに戻ろうとすると、今度はこれまたきれいなEmerald Toucanet。まさにTemporary bird watcherのKalaf。

QuetzalとEmerald Toucanet以外にも無数の野鳥に出会ったSavegre。部屋の外に座っているだけで鳴き声のシャワーと飛び交う彼ら達の姿。癒されると言うより、包まれて無心になる感覚は幼い頃の原体験を思い出した。

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