Sunday 5 October 2008

Vice-Presidential Debate

少し前、McCain氏のキャンペーンは、Paris HiltonとBritney Spearsを引き合いに出し"He is the biggest celebrity in the world."とObama氏をこき下ろしたが、今やMcCain氏のRunnig Mateである共和党副大統領候補のSarah Palin氏は全米で最も注目を集めるトップ・スターだ。

Obama vs McCainの討論会よりも注目されていたと言えるそのPalin氏と、民主党のJoe Biden氏による副大統領候補の討論会が先週木曜日に行われた。この討論会の内容や世論の反応は大手メディア(例えばNew York Times)に譲るとして、"Saturday Night Live(SNL)"というパロディ番組を紹介したい。

これはもちろんパロディそのものなのだが、誇張されている分、候補者の特徴がとらえられていて面白い。有権者(視聴者)が候補者のどこに反応したのかがよく表れている。このSNLはジョークとして流行っている以外に、候補者へのイメージを把握できる材料、また"すり込み"という見えない影響もあるはずだ。(これまで、Obama氏もMcCain氏もHillary氏も出演している。)

討論会直後の世論調査は、概ね55対45でBiden氏の勝ち。討論の内容そのものに比べ差が小さいのは、"Palin善戦"という評価。そう、同じ土俵ではないことが周知の前提。

それにしてもアメリカのメディアは手加減がないと言うか、容赦がない。素っ裸にもするし、好きなように着色もする。アメリカで有名になる、大物になることはまさに身を削ることなのだ。これがアメリカの政治意識を支えていることも事実。

なお、アメリカ副大統領の最大の責務は、大統領が死んだ場合に大統領に就任すること。もちろんこのPalin氏も例外ではない。

(一回目のSNL版Obama vs McCainはこちら。)

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