Wednesday 16 April 2008

メキシコ・デビュー

KalafのメキシコはChihuahua(チワワ)から始まった。ダラス(テキサス州)から飛行機で二時間のところにある。荒涼とした大地と射すような陽射しがどこまでも広がる。どことなしに、年末年始に訪れたJordanを思い出す。Jordanも大地がむき出しの地だった。

月曜日の夜に到着、翌日は朝からパートナー工場での打ち合わせのため外を見て回る時間がないまま、次の目的地のGuadalajara(グァダラハラ)に向かう。

機内からの景色、ひたすら荒野が続く。テキサスからの同じ景色だ。

メキシコは、この荒野が国土の大部分を占めると言う。これは直感だが、砂漠の中に人の生活域を作る、また気候が偏っているという条件のため、経済発展の及ぶ範囲とその方向性は限られるのであろう。Kalafは経済発展にとって一番大きな要素を自然条件と考えているのだが、メキシコの大地を見てその思いを強くした。

Guadalajaraに到着、アメリカ系のホテルにチェックインし、フランスの水で喉を潤し、イタリアンを食べる。慣れた生活環境を維持することを自然に求めている自分に気がつく。特にこれだけ移動が続き体に負荷をかけている時は、なおさらそうなのであろう。

ふと、グローバリゼーションの、ローカルにいながらもローカル以外の物品やサービスへのアクセスを可能にする、しかも経済力という代替物を通じてそのアクセス欲求が実現されるという側面を感じる。

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