Monday 7 April 2008

Tennis: 個人競技

(続き)
別の視点からテニスが面白いと感じたことがある。"個人"競技であるということだ。コートには自分と相手しかいない。

この個人競技の魅力を強く実感したのは、2006年トリノ五輪での荒川静香のフリーを観ている時だ。テニスもフィギュア・スケートも四方を観客に囲まれ、一人で中心に立つ。一度プレーが始まれば、そこには自分しかいない。ミスをしようとも負けていようとも、最後まで続ける。この一人の緊張感と精神力が観ていて伝わってくると、心が動かされる、すごい、と思う。こういう環境下で常に勝負をしている人にKalafは敬意を覚える。

Kalafにとっては、ここ二、三年で何度かあった人前でのピアノ演奏がこれに近い。あれも完全な個人競技だ。克服できないことを実感できるほどの緊張に制圧された自分をよく覚えている。またチャレンジしたいと思っている。

[写真]
Men's Semifinals: Nikolay Davydenko (RUS) vs Andy Roddick (USA)

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