Sunday 4 May 2008

Haircut

その美容院は、I95を北上しFlorida's Turnpikeを西へ進んだMiramarというエリアにある。ようやくたどり着いた日本人のヘア・ドレッサーだ。Kalaf好みのさっぱりと、かつ遊び心のある仕上がり。良かった。マイアミでのMy Placesがまた一つ増えた。

渡米以来、今回が二回目の美容院なのだが、前回は、「一度は現地の美容院を試してみよう」とCoconut Groveというお洒落な、日本でいうと青山のような(?)界隈にあるサロンを訪れた。ここは幾つかのベスト・サーチ・サイトで格段のレビューを獲得しているサロンだった。

多少期待をした。そしてそれ以上に予想したとおり、期待外れに終わった。若かりし頃の石原裕次郎というかミリタリー・カットというか、とにかくトップ・サロンを試した上で、現地の美容院に行かない心を固めた。これはこれで"なるほど"な経験であり、調査結果として納得している。

今回のカットの最中、前回の話をした。根本的には、髪質、カットの技術、センスが違うそうだ。まずラティーノを含む欧米人は髪が柔らかくカールしているが、日本人は硬めで直毛である。つまり、日本人の髪質のほうがごまかしが利きにくく難しいようだ。次に、こちらは"きれいにする"理髪に対し日本は"素敵にする"美容と基本姿勢が異なるため、必然的にカットの技術やはさみの使い方が変わってくるらしい。確かに前回は"整えた"という仕上がりだった。街中でも"自然派"に近い髪型の女性が多いように思う。これらは美容文化の違いなのだろう。

さて、彼のマイアミ生活はかれこれ8年とのことだ。日本人のみならず現地のお客さんも多いらしい。髪を切る、パーマをかける、これだけをprofessionとして日本人がマイアミで生計を立てる。「海外に10年以上いる人はそれだけで偉い」と村上龍がどこかで書いていたが、この言葉を思い出した。8年の間に現地で認められる。これは簡単なことではない。

2 comments:

Anonymous said...

マイアミに引っ越しを考えている日本人です。
お店の名前と美容師さんの名前を教えて貰えますでしょうか?

Kalaf said...

ご訪問、ありがとうございます。

個人でやっていらっしゃる方なので、ブログ上でお知らせすることは控えたいと思います。恐れ入りますが、CONTACT宛てにメールをいただければ幸いです。