Tuesday 12 August 2008

北京五輪開会式

友人は、8.8.8.8.8を"社会主義と資本主義の、それぞれのエッセンスが爆発的に発揮されている"開会式と表現した。見事な言い回しだ。

以下、各選手団の入場を見ていて面白いと思ったこと(順不同)。ただし、部分的にしか見ていない。テレビ局はNBC

  • 日本は、日本とそして中国のミニ国旗を振りながら入場。台湾も同様。幾つもの解釈ができる光景。
  • イラクがスタジアムに入ってくると、ブッシュ米大統領が映された。皮肉なのか・・・。
  • イラクに続いてイラン。イランへの声援/歓声がイラクへのそれに比べてwelcomingではないことをアナウンサーが指摘する。明らかな皮肉だ。
  • 反"国際社会的"とされるスーダンやベネズエラへは政治・経済状況の説明と、体制への批判的なコメント。婉曲ながらも意図は率直。
  • 選手団が男性だけのサウジ・アラビア。女性の"自由が抑制されている"とのコメント。事実を超えた"見解"が述べられる。
  • 台湾は分かるが、香港も独立した選手団として入場。"いつかはウルグイやチベットも?"とふと思う。
  • グアムとして独立して入場。"半"独立か・・・。
  • お国柄なのか、顔に汗を流しながらも、サルコジ仏大統領はジャケットを脱がない。アナウンサーもからかい半分に言及。
  • ジャケットを脱いでいたブッシュ米大統領も、アメリカが入場するとジャケットを着て立ち上がる。フォーマルはジャケット着用。
  • なお、福田首相はシャツのままかつ座ったまま日本選手団に手を振っていた。
  • ロシアからはプーチン"首相"。ロシア"首脳"はいまだに彼か・・・。
おそらく日本では、単に"スポーツ面"あるいは"芸能面"としてアナウンサーはコメントする。一方で、アメリカ(少なくともNBC)は"社会・政治面"としてのアプローチが多分に含まれる。行き過ぎるとプロパガンダにもなり得るが、それでもアメリカ式をKalafは刺激に感じた。

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