Sunday 17 August 2008

NHKと日本の閉鎖性

NHKのサイトで北京五輪の動画を見ようとしたが、アクセスできない。こう記載されている。

"動画は、IPアドレスから日本国内と判別できる方にしかご覧いただけません。"

"NHKのホームページにある北京オリンピックの動画は、契約上、日本国内にしか提供できません。そのため特殊な技術を使って日本国内にだけ動画を提供する方法をとっています。"

信じられるだろうか。"国際ニュース・メディア"を標榜していたのでは?腹立たしさを通り越し、悲しいショックを覚える。NHKがこうだ。結局、日本の開国度合いはこの程度なのだろう。

"契約"?何が本質的に大事なのか・・・。

※これは、YouTubeで見られるから良い、YouTubeで見れば良い、という問題ではない。

2 comments:

Anonymous said...

日本のマス・メディアの閉鎖性は、相当ヒドイと思うよ。米国FCCがマス・メディアのクロス・オーナーシップ(マス・メディア同士の株式の持ち合い)を制限した時、世界各国のニュースメディアはトップ記事として扱ったのに、日本のマス・メディアは完全に情報をシャットアウトし、自分たちの立場が不利になるものに対して徹底的に蓋をしていました。

日本に健全な民主主義が根付かないのは、このメディアの閉鎖性・排除性が大きな要因を占めていると思います。

ロースクールにいる時、日本の電波政策とメディアの関係について、簡単なエッセイを書いています。お暇な時に呼んでくださいな。

"The Japanese Spectrum Policy and collusion"
http://emoglen.law.columbia.edu/twiki/bin/view/CompPrivConst/FumihiroKajikawaFirstPaper

Kalaf said...

ありがとう。

"内側の人"のprovocativeなエッセイだけに心強い。隣りのエッセイにあった"Cheap Safety"という表現も気に入りました。

LAでも尖ってね。もっと奔放に!